さる1月16日は御正忌報恩講(親鸞聖人の御命日)でした。
お寺の行事として法要をおつとめするのはもちろん、お寺の幼稚園である明朗っ子たちもお参り、そしてお斎をいただきました。
園長先生から、「お肉・魚のいのちをいただいているから、私たちは大きくなることができているのだよ。」という、いのちの大切さといのちのありがたさのお話がありました。
そしてお昼ごはんはお肉・魚を使わずに作られた「精進料理」を、お参りに来られた方たちといっしょにお御堂でいただきました。
みんな、「おいしい」と言って、モリモリ食べていました。中には、おにぎりを何個もおかわりをする子も・・・
お斎を作ってくれた方たちも、お参りの方もこどもたちの姿を見て大喜びでした。
今回、お寺でお話をしていただいた平尾先生が
『いのちをいただく』という本を紹介してくださいました。
食肉加工センターではたらく坂本さんが出会った、牛のみいちゃんとひとりの女の子の実話です。
涙あふれるお話です。子どもたちは勿論お父さんお母さん方にもぜひ読んでいただきたい本です。
「食べること」はいのちを奪うこと。そう思うと食べる前の「いただきます」、食べ終わってからの「ごちそうさま」はしっかりと手を合わせてお礼をしたいですね。
園では子どもたちは、食前の言葉・食後の言葉を言って、「いただきます」と「ごちそうさま」をしています。
ぜひおうちでも、家族みんなで手を合わせて、食前・食後の言葉を言いましょう!
●食前のことば
「多くのいのちと みなさまのおかげにより このごちそうをめぐまれました。 深く御恩をよろこび、ありがたくいただきます。」
●食後の言葉
「尊いおめぐみをおいしくいただき、ますますご恩報謝につとめます。 おかげでごちそうさまでした」
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